アトピー その3 腸を改善しよう
- 馬場みのり

- 2018年3月11日
- 読了時間: 5分
◆アトピー その3 改善には「腸」がカギ◆
おはようございます。
免疫力アップアドバイザー・腸能力トレーナーの
馬場みのりです(*^^)v
アトピー、アレルギー、その他の病気にも深く関わっているのは「腸」の状態。
実際にアトピーの人は腸が炎症を起こしていたり、便秘や下痢に悩む人も多いです。
自律神経を整えるのにも、「腸」自体の機能、「腸内細菌」のバランスを改善することは、とっても大切。
●腸内環境と症状の起こる仕組み
外からやってくる敵は、ほとんど腸の中を通ります。
口から胃、腸、肛門までの長~いトンネルは、約10メートル!
消化器官は、体の中だけど「外」と言えるぐらい自分以外の物と接しています。
食べ物や、それにくっついてる汚れや細菌、ウィルスたち。
いろんなものが、入ってきます。
だから、腸には免疫細胞(=顆粒球やリンパ球なども)が、いっぱい。
口から入ってきた物は、歯で噛み砕かれ、胃で溶かされ、十二指腸、小腸へと送られ、吸収されていきます。
小さく小さく分解されて、腸の壁から吸収されるのですが、消化する能力が低かったり、腸の壁が成長の途中だったり、バリア機能が落ちていたりすると、小さく小さくなってないまま吸収されることがあります。
そんな時、体は「やっつけなきゃ~」と思ってしまい、食べ物なのにそれを敵とみなし、防ぐシステムを作ってしまいます。
これが、食べ物に対するアレルギー反応を起こす原因。(食べ物以外でも)
一度作られた体の防御システムは、目や鼻などの粘膜、皮膚でも働くので、花粉やハウスダストで「目がかゆい、涙が出る、鼻水が止まらない、セキが出る、お肌がかゆい、赤くなる、荒れる」といった反応がでます。
◆じゃあ、どうすればいいの?◆
子どもの場合は、成長とともに消化器官も育つので成長を待ちましょう。
…といっても、つらい症状が出ている時は、待ってられませんよね。
腸には免疫細胞をつくる機能もあるし、栄養素を吸収する機能もあります。
たくさん住んでいる腸内細菌もビタミンを合成してくれたり、消化を助けてくれたり…。
種類によっては、アレルゲンが吸収されるのを防ぐなど、嬉しい働きをしてくれる菌もいます。
ですので、消化器官を良くすることは、アトピーにもアレルギーにも良いのです。
消化不良、胸やけ、おなかのはった感じ、便秘や下痢などを治せば、かなり改善されますよ!
●副作用もない!お金もかからない!改善方法
・よく噛んで食べる
・夜、ちゃんと寝る←これ特に重要
・食べすぎない。腹7~8分目
・菌を殺すようなものは極力とらない。防腐剤、保存料、薬など。
・食物繊維をとる。おなかが弱い人は「水溶性食物繊維」を多めで。
・空腹の時間をきちんと作る。食べすぎやダラダラ食べは便秘のもと。
・胃腸が弱っている間は、肉類、甘いもの、加工食品、悪い油・脂を控える。
・「だしの素」はやめる。調味料を見直し、良いものを使う。
・玄米は身体に良いが、消化力が落ちている時は、五分つき米や三分つき米に変える。
・おかゆは良いと思われがちだが、飲みやすく噛みにくいので、固形の物をたくさん噛むほうがおすすめ。炊いた米より、おかゆは血糖値も上がりやすいんですよ~。
・体を冷やさず、温める。←これ特に重要
・リラックスする時間をつくる。←これ特に重要
「睡眠、体を温める、リラックス」この三点は必須!
これが出来ないと食べ物にいくら気をつかっても、無意味です。
●食べものは?
食事について、よく質問を受けますが、体質により適切なものは違います。
まず、何を食べたら良いかではなく、悪そうなものを排除するだけでも、自分で考えてやってみてください。
砂糖や人工甘味料の入った甘いもの、インスタント食品、加工食品、ファーストフード、揚げ物、乳製品、体を冷やすもの、冷たいものなど…。
自分の体に入れるものは、食べ物でも薬でも自分で責任を持つという意識が大切です。
忙しいから仕方がないとコンビニ弁当やカップ麺を食べてる人もいますが、コンビニでも添加物の少ないもの、野菜や果物だって売っています。
「私、料理出来ないし~」って人は、出来ないのではなく、する気がないんだと思う(笑)
さて、いろいろ気をつけているけど、なかなか症状が良くならない人は、良いと思って食べているものを見直してみて下さい。
例えば、納豆、ヨーグルト、小麦、乳製品。
発酵食品が良いと思って「納豆」や「ヨーグルト」を食べていた人が、実は「遅延型アレルギー」(食べも時間が経ってから症状が出るので気づきにくい)だったということがあります。
ヨーグルトや乳酸菌飲料、整腸剤についてもよく質問を受けますが、私は基本的に「そんなものいらない」と思っています。
自分のお腹の中に、ちゃ~んといますから♪
その子たちを増やしてあげれば大丈夫!
旬のお野菜たっぷりの和食、おいしいお味噌汁、手作りのぬか漬けや水キムチ、聞いただけでお腹が減ってくるでしょ~(笑)
めかぶやわかめなどの海藻、山芋や長芋、なめこなどのネバネバ食品。
ジューサーで作った人参リンゴジュースには、ビタミン、ミネラル、水溶性食物繊維もたっぷり!
胃腸が弱くない人は、ミキサーで作った野菜ジュースやスムージーもいいですね。
ただし、生野菜は体を冷やすので、冷え性、低体温の人は注意です。
体を温める作用のあるものを合わせるようにして、飲みすぎに注意しましょう。
塩を少々いれると甘みも増して美味しいです♪
胃や腸の粘膜は、新しい細胞に入れ替わるのも早いので、調子悪いなって思ったら、食事を控えめにして早く休むようにしてください。3~4日で良くなってきます。
胃薬飲んで、ごはん食べるとか、お酒飲むとかは、いけませんよ~!
胃薬の副作用については、また別で書きますね。
それでは、続きはまた明日。
今日も皆様にとって素敵な一日になりますように~☆





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