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糖尿病 その4 食事とクスリ

  • 執筆者の写真: 馬場みのり
    馬場みのり
  • 2018年3月2日
  • 読了時間: 4分

◆糖尿病の話4 食事や薬◆

おはようございます。

免疫力アップアドバイザー・腸能力トレーナーの

馬場みのりです。

(*^▽^*)


今日は糖尿病の話 その4

食事や薬についてです。


糖尿病は、インスリンという血の中の「糖」の量を少なくするホルモンが足りない、または効かないことによって、血の中にいっぱい「糖」があふれてしまう病気。

血の中の「糖」は血管を傷つけてしまうので、いろいろな病気のもとになってしまいます。

とくに血管の集中している心臓、目、腎臓などが悪くなりやすいです。

足の動脈がつまったら、ひどくなると足を切断なんてことにも…。

手足が冷えるようになったとか、しびれるなどのサインを見逃さないで!

早く気づいて血糖コントロールすれば症状は改善されます♪


さて、すい臓で作られているインスリンというホルモン。

実は、血糖値を下げるだけじゃないんですよ!


インスリンは…

・ブドウ糖を血管から細胞へわたす=血の中の糖分が減る

・いろいろな遺伝子に働きかけ、タンパク質や脂肪などの栄養が骨や血管や内臓になるために必要な酵素を作るのをうながす。

・古い細胞の代わりに新しい細胞を作るためにも必須。

なかなかエライでしょ、インスリン♪

インスリンが少なくなったり、効きめが悪くなるのは…

・甘いものや炭水化物の摂りすぎで「糖」が血の中にあふれ、いっぱいインスリンを出しすぎ、すい臓が疲れる。弱くなる。(=β細胞の過労。インスリンはすい臓のβ細胞というところで作られます。)

・働きすぎなどの疲れ、過労、睡眠不足で、すい臓(のβ細胞)の血のめぐりが悪くなる。=栄養が届かないので、おとろえてくる。


◆では、どうしたらいいの?

まず、「血糖値を基準値にすること」しか見ていないと間違った治療をしてしまいかねません。

インスリンはさまざまな働きをしていること、すい臓(のβ細胞)で作られていることを考えると、薬を飲んで血糖値を調整し、そのままの生活を続ける…ではダメですよね。


・すい臓が疲れているなら、しっかり体を休ませる。

・じゅうぶんな睡眠をとる(睡眠薬はダメ)

・体を温め、血のめぐりを良くする。お風呂や適度な運動

過労から糖尿病がひどくなってしまった人は、この3点は必須!

インスリンが足りなくなるといろんな臓器が弱る→すい臓も弱ります。

ですので、インスリンを外から補充し、ゆっくり休むことで改善されることもあります。

「一生続けないといけない」と思っていたインスリン注射をやめられることもあるのです。

インスリン注射をはじめた人も、あきらめないでください。


血糖値が上がらない食事は、β細胞をやすませてあげるのにも大切です。

普通の食事よりも糖質をぐんと抑えなければいけないので悩むかもしれませんが、糖質制限レシピなどを参考にしてください。(糖質さえ控えれば肉は好きなだけ食べてよい的なのもありますが、やっぱり食べすぎはダメ。ほどほどに。魚介類や卵、大豆製品などバランスよく♪)


50代以降の人であれば、糖尿病でない人でも、お昼に、ごはん(玄米がおススメ)お茶碗に軽く一杯食べれば炭水化物は、じゅうぶんです。(体のエネルギー代謝が若い時と変わるため)

ということは、野菜などにも糖質は含まれているので、治療食だともっと減らすのですが、急に極端なことをすると体がついてこれないので少しずつ減らせばよいと思います。


食べる順番はお野菜から!

「三角食べ」は、栄養の吸収をよくするための食べ方で、成長期の子どもには良い食べ方。

だけど、栄養つきすぎの大人になったら、「ばっかり食べ」で野菜からね!

糖質(ごはんやパン、甘いもの)を減らした分、良質の脂質やたんぱく質、お野菜を食べて栄養不足にならないように食事を楽しんでください♪


食後のウォーキングもおすすめ。血糖値の上昇を抑える効果があります。

体脂肪の多い人は少しずつでも、減らすこと。

この前の記事に書いた「宅急便のお兄さん=インスリン」「受取人=細胞膜の受容体」覚えていますか?

体脂肪は、受取人を邪魔するんです。


この前の記事「糖尿病の原因と仕組み」 

https://ameblo.jp/minori-111/entry-12356097691.html


●クスリについて

糖尿病の薬はザックリと

① インスリン製剤、注射するヤツ

② インスリンの効きをよくするクスリ

③ インスリンの分泌をうながすクスリ

④ 糖の吸収、排泄をうながすクスリ


インスリンが出なくて外から補充するのは生きていくために必要。

だけど、他のは食事や生活習慣でなんとかできるところもあるし、けっこう怖い副作用もいっぱいあるので、本当にクスリはお勧めしません。最終手段と思ってください。

結局、副作用が出ればクスリやめなきゃいけないし、もっと体悪くなります。

数種類使っている人は減らせるように頑張って!


高齢者に関しては、インスリンの分泌が少なくなるのもある程度は仕方ないし、そんなに厳密に基準値守らなくても良いと思いますよ~。

高血糖よりも低血糖のほうが意識を失うとか、転倒、認知症などのリスクもありますので、クスリで無理に血糖値を下げるのも怖いです。


さて、「糖尿病についてシリーズ」1~4まで、長文読んでくださいまして ありがとうございました。

今日も皆様にとって素敵な一日になりますように



ree

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