冷え性と低体温は違う?
- 馬場みのり

- 2018年4月13日
- 読了時間: 3分
◆冷え性と低体温、おなじ?ちがう?◆
みなさん、体温って計っていますか?
自分では感じていなくても、低体温の人ってすごく多いんです。
低体温は、あらゆる体の不調のもと。
逆に言えば、低体温を改善すれば多くの不調が解消されます。
●冷え性と低体温は同じではない
「冷え性」と「低体温」を同じだと思う方が多いのですが、実は、体にとって「低体温」のほうが悪い状態。
冷え性…手足などの末梢の血管をキュッとちぢめて、体の内部に血液を集め、深部体温を下げないようにし、脳や内臓など大切な臓器を守る寒さに対する防御反応。深部体温は保てている状態。
低体温…手足などの末梢血管をキュッとして体の内部に血を集めても体温が上がらず、低いままの状態。
●手足がポカポカでも低体温!?
寝る時にお布団から手足を出さないと寝れないぐらい、自分の手足がポカポカとして感じる人もいますが、体温を計ってみると低いなんてこともあります。
これは、副交感神経が働きすぎて収縮させるべき手足の血管が拡がり、熱が逃げていってしまうことにより起こります。
自律神経の乱れや血管の老化が原因。
低体温と気づきにくいので、たまに体温を計り、確認してみてください。
血管の老化は40代から始まります。
冷えや寒さを感じる神経が鈍くなっている人も要注意。
●低体温の原因
・無理なダイエット
・筋力の低下
・無理しすぎ、ラクしすぎ、夜更かし、ストレスによる自律神経の乱れ、
・冷たいもの、甘いもの、体を冷やす食べ物の摂りすぎ、
・自分に合わない水分の摂り方
・解熱鎮痛剤、消炎剤、ステロイド等ほとんどのクスリ。
(※今飲んでいる人は急にやめず医師に相談しながら減らしてください。)
●低体温だと何が悪いの?
・免疫力が弱くなる
・消化酵素など体内の酵素の働きが悪くなる
・汗をかかなくなり汗腺の機能が低下。体温調節や排泄が上手くできなくなる。
・体内のエネルギーが効率よく作れなくなる。
・腸内細菌が育たなくなる
・基礎代謝を低下させ太りやすくなる
この他、尿酸結晶が出来やすくなったり、ガン細胞が増えやすくなったり…。
●改善するには
・飲み物、食べ物は、冷たいものより暖かいものを。
・甘いもの、糖質は摂りすぎに注意。
・適度な運動で筋力アップ
・お風呂では、湯船につかろう
・怒りやイライラはなくそう
・思いっきり笑おう
・お日様にあたろう
●めざせ!36.5度以上
体温は、測る場所によって変わります。
わきのした(腋窩 えきか)=36.2~36.3度
舌下=36.5~36.9度
平熱は人によって違うので37度以上ある人もいます。
ご飯の後や運動、お風呂のあとはもっと高くなっていますよ。
一部、 長寿といわれるご高齢に方は低めでもお元気な方が、たくさんいらっしゃいます。
年齢とともに適切な体温も変わるんですね~。
●お風呂で計ってみよう♪
お風呂に入るとき、体温を計るとおもしろいです。
体がちゃんと反応してくれているのを感じられて楽しい♪
ゆっくり半身浴したいときは、体温が低い人の場合、40度でも熱く感じるので、お湯を低めの温度にして入ってくださいね~。
こまめに体を温めて、いつも元気でいてください(*^▽^*)





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